最近は、猫ブームが到来しており、テレビ番組やYouTubeなどでも、猫を多く見かけることが増えてきました。実際に猫を買う人も増えてきていますが、室内で飼っている方が多い反面、放し飼いをしているといった方もいるのが現状です。
室内飼いと放し飼いは、飼い主さんの個人の考え方によってどちらが良いとかは異なりますので、今回は放し飼いのメリットとデメリットと合わせて室内飼いについてもご紹介していきます。
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猫を放し飼いにするメリットとは?
一見、放し飼いをすることによって猫ちゃんを自由にしているように感じますが、実際にどういったメリットがあるのでしょうか。
運動不足の解消
完全室内飼いと比較して放し飼いは運動不足を解消しやすいといったメリットがあります。室内飼い比べると、行動範囲が広くなるため自然と運動不足の解消につながるのです。
放し飼いに馴れている猫だと、外でのコミュニティなども作り、自分の縄張りを把握している子なども存在します。
毎日のパトロールにより、肥満になる心配が格段に減ります。
ストレスの軽減
放し飼いに馴れている猫は、自分の好きな場所に自由に移動できるといったメリットがあります。なので、自分の好きな行動を選択する事ができるので、ストレスを軽減することができるのです。
外から帰ってきた猫が、心地良さそうに寝ている姿は、まるで子供が家に帰ってきて疲れて寝ているような印象を受けます。
室内の爪とぎ被害が減る
放し飼いの猫ちゃんは、外をパトロールしている時に、アスファルトなどによって自分の爪が勝手に削られていきます。
なので、飼い主さんが爪切りをする回数も減りますし、室内の壁や家具に爪とぎ自体をする事が減ってきます。
思わぬ事故に!?放し飼いにする大きなデメリット
放し飼いにもメリットはたくさんありますが、実際にはデメリットも存在します。それらを加味した上で、放し飼いを検討するとよいでしょう。
交通事故に遭うかもしれない
放し飼いによる最大のデメリットとして、交通事故に遭う可能性があるということです。猫の行動は人間でも予測しづらい部分もあるので、不意に道路に飛び出したりすると、思わぬ事故にあうといったことも考えられるのです。
病気の可能性が上がる
外にはさまざまな害虫や寄生虫などが存在しており、猫はそういったことを考えずに、いろいろな所を探索します。
その結果、知らぬ間にノミやダニの害虫に寄生されていたなんてこともあります。また、他の野良猫にも出くわすこともありますので、喧嘩して怪我をしたり、感染症にかかってしまったりすることもあるので注意が必要です。
近隣トラブル
猫の放し飼いを検討している方で、住宅街に住んでいる場合は、注意が必要です。
猫は、家のトイレ以外でも、オシッコやウンチをする事があります。それが、近所の人の庭であったり、他人の敷地内でされると苦情につながることもありえるのです。
放し飼いにはさまざまなデメリットがあります。室内飼いにするのか、放し飼いにするのかは、飼い主さんの自由ですが、感染症を防ぐための予防接種や、首輪をつけておくなどの最低限の対策はしておきましょう。
室内で猫を飼うメリットとは?
放し飼いには、猫ちゃん自身の運動不足を軽減させたり、ストレスを軽減させたりなどのメリットがある反面、交通事故にあう可能性があるなどのデメリットも存在します。
では、逆に室内飼いをするメリットとは、どういったものがあるのでしょうか。
まず、猫を室内で飼う場合は、外に出る必要がないため、交通事故に遭う可能性をなくしたり、他の野良猫との喧嘩で怪我をさせてしまうリスクを回避することができます。
また、放し飼いをすることで他の猫と出くわして、感染症になる可能性がありますが、室内飼いなると、それらの病気の可能性を軽減することができるのです。
また、近隣の敷地内に入るなどといったこともなくなるので、近隣住民とのトラブルを極力、減らす事ができます。
室内飼いをするときは、猫が外に脱走しないように窓や、ドアの閉め忘れには十分に注意しておきましょう。
室内飼いにもデメリットはあるの?
放し飼いに比べて、事故や病気のリスクの少ない室内飼いですが、デメリットもあります。
まずは、運動不足になりやすいといったデメリットがあげられます。放し飼いの猫は行動範囲が広いので、運動不足を解消しやすく、肥満になりづらい傾向があります。
猫が、肥満になってしまうと免疫力が低下して、さまざまな病気のリスクを抱えてしまうので注意しておきましょう。
外を自由に動き回れないことでストレスを感じさせてしまうと、ストレスとなり、病気のリスクをあげてしまいますので、飼い主さんがいる間は、積極的に運動をさせてあげる用意してあげましょう。
まとめ
猫の放し飼いや室内飼いには、どちらにも良いところもあれば悪い部分もあります。どの選択が、飼い猫にとってよいのか十分に考えて、飼い方を検討するようにしましょう。
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