昨今、ペットブームの真っ只中で、猫と一緒に暮らす人は増加傾向にあります。
犬と比較してみると散歩の必要もないので、忙しいご家庭やシニア世代の方からも人気の動物だと言えるでしょう。
そんな中で、新しい家族として猫を迎え入れることを検討している人も多いのではないでしょうか。
「でもマンションに住んでいるし猫は飼えないんじゃ…。」
そう考える人も中にはいるはず!
今回は、そういった方に向けて、猫はマンションで飼うことが出来るのかという疑問について深掘って解説をしていきます。
そもそもマンションで猫を飼うことはできるの?
現在、賃貸やマンション住まいの人の中には「そもそも賃貸でペットって飼っていいの?」などと悩まれている方も多いのではないでしょうか?
疑問を一つずつ解消していきましょう。
ペット可の物件なら問題なく飼える
結論から言うと「ペット可」の物件であれば問題なく飼えます。
最近はペットブームということもあり、マンションた賃貸でもペット可の物件も増加傾向にあります。
※一般社団法人ペットフード協会全国犬猫飼育実態調査によるとコロナ禍も影響して自宅に猫や犬などのペットを飼う人が増加していると報告されています。
しかし、現状のペット可物件の割合は15%未満と低く、賃料が割高な傾向にあります。
ペット不可の物件の場合は?
ペット不可の物件に住んでいる方は、一度賃貸借契約書を確認してみましょう。
ペット不可の物件では、貸借契約書にペット飼育の禁止に関する記載があり、無断でペットを飼った際の、罰則等が書いてある場合があります。記載がある場合は、高額な罰金の請求等の可能性もあるので注意が必要です。
実は猫はマンション飼いに向いている!
犬に比べて猫は大きな声で吠えることはあまりありません。
発情期や仲間の猫を呼ぶために泣く場合もありますが、それ以外で無駄鳴きをする習性はないのです。
また、歩いたり走ったりする際も、足音が小さく、犬の様な毎日の散歩も必要のない事から、マンションで飼うには適していると言えるでしょう。
マンションで飼う前に確認しておこう!
マンションで猫を飼い始める前に、次のことを確認しておくと安心です。
- 防音性
- 部屋の広さ
- 動物病院の位置
事前に準備しておく事で後々のトラブルを未然に防ぐ事ができます。
防音性
基本的には鳴き声をあまり発さない猫ですが、子猫時代は「お腹が空いたにゃ~」と頻繁に鳴く事があります。
また、上下運動の好きな猫は高い所から低い所へ移動することもよくあります。
そうした鳴き声や足音を防音できていなければ、隣人トラブルに発展する恐れがありますので注意が必要です。
入居がまだの場合は防音性は確認しておき、必要に応じて防音マット等の対策をすることをオススメします。
部屋の広さ
猫を飼う上で欠かせないのが、トイレや餌の置き場です。
その他にはキャットタワーやおもちゃも必要になっていきます。自分一人が暮らす為の広さがあったとしても、猫と暮せるスペースが無ければ、一緒に快適に暮すことができせん。
十分な広さのない環境でなければいけない場合は、仕切りなどを活用して、部屋内を工夫するようにしておきましょう。
病院の位置
猫を飼う前に案外見落としがちなことが、病院の位置の把握です。
猫も生き物ですから、急な病気にかかる可能性があります。
そんな時に、駆け込める動物病院があると、飼い主にとっても安心感があります。入居前に猫を飼うことを検討している場合は、部屋を決める前に病院の位置を把握することを念頭に置いておきましょう。
案外見落としがちな事ですが、飼い始めてから後悔をしない為にも確認しておくと良いでしょう。
マンションで飼う上での3つの注意点
マンション飼いに向いている猫だといえ、注意点はいくつかあります。
- 脱走防止
- 冷暖房の完備
- 爪とぎ防止
最初は大変な事の多い猫との暮らしですが、注意点に気をつけておくと、楽しく過ごせます。
脱走防止対策
マンションで猫を飼うときに注意しておきたいのが落下事故です。
家事の際にベランダを開けっ放しにしていると、その隙にベランダに猫が飛び出す可能は十分に考えられます。
万が一、高層マンションから落下してしまった場合は命にかかわります。猫が外に出ていかない様に、脱走防止用の柵などで対策をしておきましょう。
冷暖房の完備
飼い主が留守中の場合も冷暖房は必須です。真夏になると室内は30℃以上になり、猫が熱中症がなる可能性が高まります。
基本的に寒がりな動物の猫ですが、長毛種の猫は暑さにも苦手な傾向にあります。
そのため、日中もエアコンをつけておく事で、電気代が多少高くなることを理解しておきましょう。
爪とぎ防止
爪のケアをする際に猫は爪とぎを行います。また、肉球から匂いを出してマーキングをするといった習性もあるんです。
猫は、壁や家具、ソファーなどで爪とぎをすることがあるので、爪とぎ防止シートを貼るなどの、対策が必要になります。
「気がつくと部屋がボロボロ…」なんてことにならない様に気をつけましょう。他にも色々なトラブルに苛まれる事もありますが、回避対策をしっかりすると問題ありません。
マンションでもできる!トラブル回避対策
猫は発情期になると大きな声で鳴きます。この大きな声を抑制する一般的な方法として去勢や不妊手術が一般的です。
発情期になると昼夜問わずに大きな声で鳴くので、近隣住民はもちろん、飼い主さんまで大きなストレスがかかってしまいます。
発情期の対策として去勢や不妊治療を行うことで、鳴き声を抑える他には、生殖器や疾病の予防にもなりますので、基本的には手術をすることをオススメします。
また、マンションなどの賃貸では、爪とぎやマーキングが問題になってきます。
物件の汚れが多い場合は、退去時に修繕費用が多くかかる可能性があるので注意が必要です。
まとめ
猫をマンションで飼う上では、事前にトラブルを防ぐ必要があります。状況に応じた対策をしっかりと行い、近隣でのトラブルを起こさない様に注意しておきましょう。
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