
私たち人間は、インフルエンザや麻疹など、感染症に感染しても負けない身体を作る為にワクチンを接種します。
それと同じく、猫ちゃん達にも感染症に負けない身体を作る為の手段として、ワクチンが存在します。そのワクチンは子猫のうちに摂取する必要があります。
しかし、
「室内で飼う予定だからうちの猫ちゃんには関係ないかな…。」
「ワクチンを打ってもあまり効果がないんじゃない?」
などとワクチンに対する考え方はそれぞれです。
今回は、そんな猫ちゃんのワクチン接種がなぜ必要なのかについてご紹介していきます。。
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そもそも猫用のワクチンとは?

ワクチンとは感染症を予防する薬の事です。
この薬の中には、毒性を低くした病原菌が入っています。
ワクチンを接種すると体の中で、病原菌の特徴を覚え、「抗体」という病原菌と戦うための武器を作ります。
この「抗体」を打つことで、いざ同じ菌が体の中に入ってきても、戦うことができるのです。

猫のワクチンにはどんな種類があるの?

猫のワクチンは3種混合~5種混合の種類があります。
混合ワクチンとは、数種類の病気に対するワクチンが混ざった薬のことをいいます。
3種混合 | 4種混合 | 5種混合 | 病名 |
● | ● | ● | 猫ウイルス性鼻気管炎 |
● | ● | ● | 猫カリシウイルス感染症 |
● | ● | ● | 猫汎白血球減少症 |
× | ● | ● | 猫白血病ウイルス感染症 |
× | × | ● | 猫クラミジア感染症 |
記載されている病気は、どれも死につながってしまう病気であり、中には後遺症が残ってしまう病気や、猫から人へ感染してしまう病気も含まれます。

室内で飼われている猫ちゃんには「3種混合」がおすすめ!

3種混合で対象になっている病気は、どれも感染力が非常に強力で、空気感染する可能性もあります。
なので、お家の中で飼われている猫ちゃんでも、ワクチンの接種をすることが推奨されています。
猫ウイルス性鼻気管炎の感染率はなんと驚異の95.7%とも言われています!

お外にお出かけする猫ちゃんには「4種混合」「5種混合」がおすすめ!

4種混合から含まれる猫白血病ウイルス感染症は、3年以内に80%の確率で死亡してしまう致死率の高い病気です。
5種混合から含まれる猫クラミジア感染症は、産まれてからすぐに感染してしまうと死亡率が非常に高い病気です。
どれも猫ちゃんの唾液、涙、尿や糞便から感染してしまいます。

ワクチンはいつ打つの?

幼少期の子猫ちゃんは、免疫力が低いためワクチンを接種する必要があります。
そのため、生後2ヵ月前~4ヶ月過ぎまでに接種を行います。オススメとしては、6~8週齢で1回、その後は4週ごとに2~3回接種することで正常に免疫がつきやすくなるでしょう。
ワクチンの副作用はあるの?

「ワクチンを打った後に猫ちゃんの副作用はあるの?」
といった点に関して心配な人も多いかと思います。
結論としては、一時的な体調悪化や、アナフィラキシーショックを起こしてしまうケースが考えられます。
対策として午前中にワクチン接種をすることをオススメします。
そうすることで、早期に診察や治療対応を行うことができるため安心です。
また、接種後は飼い猫の様子をしっかり観察を行いましょう。

最後に
様々な病気から猫ちゃんを守る為には、ワクチン接種が必要です。
ワクチンを接種しても100%で予防できるわけではありません。ただ受けておくことで発症を抑えることができ、軽症で済む場合があるのです。
愛する猫ちゃんと幸せな生活をおくるためにも、しっかりとワクチンを接種してあげましょう。
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