最近は、猫にリードやハーネスを付けて散歩させる光景を目にするようになりました。犬がリードを付けて散歩をするのは一般的ですが、猫が散歩をすることに違和感を感じる方もいるのではないでしょうか。
飼い主さんの中には「ウチの子も散歩をさせてみたい!」なんて思っている人もいると思います。
今回は、猫に散歩をさせることのメリットやデメリットと合わせて注意点をご紹介していきます。
猫に散歩は必要なの?
結論からいうと猫は犬のように散歩は必要ありません。猫にとっても室内にいる方が外敵もいないし、安心・安全に暮らすことができます。
しかし、室内から窓の外をジーっと眺めている猫を見ていると「外に散歩に連れていってあげたい」と考えている飼い主さんも多いかとおもいます。
実際に猫を犬のように散歩をさせることは可能です。現代では、猫用の散歩グッズが販売されていますし、準備をしっかりと行えば安全に散歩できます。
ただ、飼い主さんは散歩をさせたいと思っていても猫は思っていないかもしれません。
猫が散歩をしたいのかを最優先に考えて、嫌がっている場合は強要はしないようにしましょう。
猫が散歩するメリットは?
猫が外に出たがっているとしても、猫を外へ出すことに抵抗のある飼い主さんもいるかとおもいます。では、猫を散歩をさせることにどういったメリットがあるのでしょうか。
ストレス解消
外を散歩することによって運動不足の解消ができ、ストレスを発散させることができます。家の中であまり遊んであげられていない場合は、散歩を兼ねて運動をさせてあげるとよいでしょう。
もちろん、猫の中には外へ出ることに対してストレスを感じる子もいますので、そういった子には無理に散歩をさせないように注意しましょう。
災害時の一環として慣らしておける
地震や火災、水害等の自然災害は、なかなか予測することができません。しかし、しっかりとした対策をすることによって被害を最小限に減らすことができるのです。
自然災害時は猫を外に出さなければ行けない状況があります。そういった状況の時に猫が外に慣れているとスムーズに対応することが可能です。
猫が散歩をするデメリットってあるの?
猫にとって外は危険が沢山あります。しっかりと危険を理解したうえで散歩を行いましょう。
病気や怪我のリスクがある
猫が散歩をすることで野良猫からの感染症やなどによる病気のリスクが伴います。もともと持病のある猫やハンデを背負っている猫との散歩はなるべく控えておいた方がよいでしょう。
また、猫同士の喧嘩や車の事故などに巻き込まれる可能性もありますので十分に注意することが必要です。
害虫がつく
散歩の途中に草むらなどがあって、猫がその中に入ってしまうとノミやダニを自宅に持って帰ってしまうこともあります。
ノミやダニを持ち帰ってしまうと猫だけではなく飼い主さんにも被害を及ぼしてしまう可能性があります。
散歩が終わってからはノミやダニの予防をしっかりと行いましょう。
脱走の危険性も!
猫がはじめて散歩をする際は、どういった行動をするのか予測がしずらいため危険がいっぱいです。仮に、散歩に慣れている猫だとしても、何かの拍子にリード等が外れてしまい、脱走してしまうかもしれません。
「うちの子に限って脱走なんてありえない」なんて考えずに、しっかり注意したうえで散歩をしましょう。
猫が散歩するときに必要なもの
猫を外に出しても嫌がらないし、安全にもしっかりと配慮できる場合は散歩をしても良いと言えます。散歩をする際に必要なグッズを紹介します。
リードやハーネス
猫と散歩をするうえで首輪やハーネスを利用することは大切です。猫は犬よりも柔軟な動きが可能です。首輪であれば何かの拍子に外れてしまうかもしれません。
可能であればリードよりもハーネスの方を利用しましょう。かといってハーネスを過信しすぎずに、散歩中は猫ちゃんの様子をしっかり観察しながら散歩しましょう。
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キャリーバッグ
散歩中に災害などによって避難しなければ行けない事態に遭遇するかもしれません。そういった状況を想定して簡易的なキャリーバッグを持ち歩くことをおススメします。
また、はじめて外にでた猫ちゃんの場合は、急にパニックを引き起こすこともあるかもしれません。キャリーバッグに入れることで興奮状態から落ち着かせることができます。
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エチケット用品
犬と同じで猫も外でウンチやオシッコをしてしまうこともあります。
それらのモノを放置しておくことは飼い主として失格です。オシッコを流すための水やウンチをとるタメのゴミ袋を用意しておくとよいでしょう。
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猫が散歩するときの注意点
猫にとって外は危険がいっぱいです。猫と一緒に安心・安全に散歩をするためにもさまざまな事に注意しながら散歩をしましょう。
ハーネスやリードをつける
猫と外へ散歩をいく際は、リードやハーネスは付けておきましょう。猫が急にどこかにいってしまって帰って来ないなんてこともありえます。
これは散歩がはじめての猫や慣れている猫に関係なく、どんな猫にもあり得ることです。
人懐っこい猫でも、中には猫が苦手な人もいるのでハーネスやリードを使って管理しておきましょう。
予防接種が済んでいるのか確認
外に散歩にいくことでなにかしらの病気に感染してしまう可能性があります。野良猫と接触してしまった場合に感染症にかかってしまうと取り返しの付かないことになるかもしれません。
そういった病気の可能性を少しでも減らすためにも予防接種を受けましょう。
去勢や避妊をする
散歩をしていると野良猫と遭遇することもあります。女の子の場合は妊娠、男の子の場合はエイズなどの病気をもらってしまうなんて事もあり得るので注意が必要です。
そういった事態にならない様に獣医師に相談のうえ、去勢や避妊は行っておきましょう。
車や他の動物に注意する
家の窓の外から見える景色の中では見えないものが外の世界にはあります。そういったものを見ることで猫がパニックを引き起こしてしまうかもしれません。
万が一、パニックを引き起こして車道に飛び出してしまって車に轢かれるなんて取り返しの付かないことに出くわすかもしれません。
事前に散歩をするルートを決めておいて安全かどうか下見をしておくとよいでしょう。
まとめ
猫に散歩をする際は、本当に外にいきたいのかといった気持ちを最優先にして考えてあげるとよいでしょう。
室内外の猫にとって外は危険がいっぱいです。感染症や車、他の動物にも気を配りながら散歩を楽しませてあげましょう。
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