冬場などの乾燥しやすい時期に猫を触ると「バチッ」っと静電気によって痛い思いをしたことはありませんか。
おもいがけない静電気は、猫や飼い主さんにとって地味にストレスになっているのではないでしょうか。
今回は、静電気による猫への影響や対処方法について解説をします。
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そもそも静電気てなんでおこるの?
もっとも静電気が生じやすいのは気温が25度以下で湿度が20%以下だといわれています。
温度が低く乾燥している環境下の中では、物体は放電がされずらく電気がとどまりやすい状況だといえるのです。
そういった状態の物体に触れて摩擦が起こることで静電気が発生して「バチッ」っという音や痛みが発生するようになっています。
冬場のブラッシングは要注意
猫にブラッシングをすることは抜け毛を除去して、毛玉や毛球症などの病気を予防することができます。
しかし、冬場にブラッシングする際は注意が必要です。ブラッシングを行うことで摩擦を引き起こして静電気が発生しやすくなってしまいます。
乾燥がしやすく温度が低い状況下では静電気の防止スプレーや霧吹きなどでしめらせてから行うと安全です。
静電気は猫に影響があるの?
猫に触れた時に生じる静電気は飼い主さんだけではなく猫ちゃんも痛い思いをしてしまいます。
猫からするとその痛みが静電気だということは分からないので「飼い主さんに痛い思いをさせられた!」と勘違いしてしまう事があります。
また、猫が静電気を帯びてしまうと、埃やダニなどが猫の毛に集まってしまうこともあるのです。
猫の毛に埃やダニが集まってしまうと、グルーミングをした際に体内に取り込んでしまい、毛玉の原因やアレルギーを発症しやすくなります。
猫の静電気を防ぐ方法5選
猫に静電気が留まってしまうと少なからず弊害は生じます。そういった状況にならないためにも以下の方法をためしてみてください。
➀湿度を保つ
静電気を引き起こしてしまう主な原因は乾燥です。部屋の湿度をしっかりと保ってあげることで静電気を未然に防ぐ事ができるのです。
乾燥をしてしまう時期は湿度を50〜60%程度に保つようにしましょう。加湿器や洗濯の中干しなども有効です。
②ブラッシングスプレーを使用する
乾燥する時期にブラッシングをする際は、ブラッシングスプレーを使用してから行いましょう。
猫の毛は、静電気が発生しやすく、ブラッシングスプレーを使って潤わせてあげてから触ると痛い思いをすることを防げます。
③放電をしてから触れる
猫に触る前に、壁や地面に触れる事で飼い主さんに留まっている静電気を放電することができます。
放電は木製の家具に触れることでも可能です。
前もって放電することで気兼ねなく猫ちゃんと戯れる事ができますね。
④保湿クリームを使う
飼い主さんの手が乾燥していると静電気が起こりやすくなってしまいます。そういった場合はハンドクリームや保湿クリームを使って手を潤わせてあげると効果的です。
猫に触れた際も摩擦で静電気がおきなくなります。
⑤観葉植物を設置する
観葉植物には静電気を軽減させてくれる効果があります。植物には水分を蒸散させてくれる作用があるので湿度を補う効果があります。
ただ、猫にとって害悪な植物もあるので注意しておきましょう。
猫の静電気防止グッズ
寒い冬や乾燥する時期に必見のアイテムをご紹介します。
加湿器
静電気を抑えるためには部屋の乾燥を防ぐ必要があります。部屋の乾燥を防ぐためには加湿器を設置するとよいでしょう。空気除菌機能やハウスダストを防いでくれるモノもあります。
価格:4,580円 |
ブラッシングスプレー
猫の毛に帯電している静電気の発生を防ぐことができるのがブラッシングスプレーです。猫にブラッシングをする際や、触れる前に使用しておくと静電気を抑えて、猫の毛も潤わせてくれます。
価格:2,970円 |
首輪・アクセサリー
静電気を除去できる猫用のアクセサリーを用いるのも一つの策です。ただ、飼い猫が首輪やアクセサリーを嫌がる場合は、無理に付けてしまうとストレスになってしまう可能性もあるので注意が必要です。
価格:2,500円 |
まとめ
気温が低く乾燥している時期は静電気がもっとも発生しやすい環境下といえます。静電気が発生することで愛猫が痛い思いや飼い主さんに対して不信感を抱くこともあるので注意が必要です。
静電気除去グッズを試してみたり、観葉植物や加湿器などもおくのも効果的だといえるでしょう。
冬の時期も愛猫と仲良くスキンシップをとるためにも静電気の予防に努めていきましょう。
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