猫のプレミアムキャットフードってなに?市販品との違いやオススメする理由

キャットフードの種類は様々ありますが、大事な愛猫の健康のことを考えると高品質なプレミアムキャットフードを選びたいですよね。

しかし、現在はキャットフードの種類が多すぎて、どこをみて品質を判断すればいいのかわからない方が多くいるかと思います。

今回は実際に、キャットフードを10年間以上買い続けていた私が、プレミアムキャットフードとはいったいどのようなものなのか、そしてプレミアムキャットフードを何故オススメするのかについてご紹介します。

 

目次

プレミアムキャットフードのメリットやデメリットとは 

まず、プレミアムキャットフードは市販のものに比べてどのようなメリットやデメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。

メリット①高品質な原材料とバランスの取れた栄養

プレミアムキャットフードの中には人間が食べても問題のないほど高品質な材料を使用しているものが多くあります。

市販の物と比較をしてみると、猫にとって必要不可欠である動物性のタンパク質がたっぷり使われている傾向が強いです。

また、プレミアムキャットフードは栄養素が豊富に含まれています。プレミアムキャットフードには、猫が胎内で形成をすることができないタウリンやリノール酸などを配合しています。

猫が健康でいるために考えられた栄養素をバランスよく配合しているのは、プレミアムキャットフードの大きなメリットとも言えるでしょう。

栄養素が十分に配合されている他に、吸収率の高い原材料を使用しているので、猫に与える餌が少なくて済むと言ったメリットもあります。

メリット②ほとんどが無添加

市販で売られているキャットフードのほとんどには、人工酸化防止剤や人工保存料着色料等が含まれています。

しかし、プレミアムキャットフードのほとんどがそれらの添加物が含まれていません。また、発がん性が確認されているBHAやBHTも使用されていないので安全性が高く、飼い主さんにとって安心です。

キャットフードが原因で病気になってしまうと、想定以上のお金がかかってしまう事があります。病気にかからないために良質なキャットフードを選ぶということは、後々のコストを削減するといったことにもつながってきます。

参考論文:本澤清治. ペットフード疑似科学を科学する (3): そのペットフードは安心ですか?. 2015.

デメリット①値段が高くて購入できる場所が少ない

プレミアムキャットフードの大きなデメリットの一つとして、市販のキャットフードと値段を比較すると非常に高いと言った点が挙げられます。

具体的には市販のものが1キロ700円位するのに対して、プレミアムキャットフードは1キロあたりの相場は3000円ほどで市販のものと比べると3~4倍ほどかかります。安価な物でも大抵の場合は1000円を超えています。

普通のキャットフードと同じようにスーパーやコンビニには販売していないので、手軽に購入をする事ができないのもデメリットの一つです。

プレミアムキャットフードにも良し悪しがあります。では、市販のキャットフードは本当にダメなのかをご紹介します。

市販のキャットフードのメリットとデメリット

コンビニやスーパー、ネットショップを見てみると、プレミアムキャットフードと比較して安価なものが多数販売されています。そんな市販のキャットフードのメリットとデメリットを具体的にご紹介していきます。

安価で手を出しやすい

プレミアムキャットフードに比べると市販のキャットフードは安価であります。そして大抵の場所に販売されているので、手軽に購入できるといった点もメリットの一つと言えるでしょう。

特に安いものになると2キロで500円前後のものもありますのでお金の面でも助かるでしょう。市販のキャットフードにも様々な味を取り揃えているので、猫ちゃんの好みのものを選んであげると良いでしょう。

添加物が多い

市販で売られているキャットフードがなぜ安いのかを考えたことはありますか?2キロで500円で売っている背景には添加物を多く入れたり、比較的粗悪な原材料を使用したりしています。

市販で売られている安価なキャットフードには、原材料にかかるコストを削減するために、穀物が多く配合されています。本来、猫は肉食動物であり十分な動物性のタンパク質を必要としています。

しかし、市販のキャットフードの中には、かさ増しの為に穀物を使用している場合があるので必要なタンパク質が十分に配合されていない場合があります。

穀物に関しても、猫にとって消化しづらい成分なので、最悪の場合はアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。

また、穀物だけではなく使用しているお肉には、粗悪なものを使用している場合があります。見分け方の一つとして「〇〇ミール」と書かれたものは危険なので注意しましょう。

「〇〇ミール」というのは人間では食べる事ができない部分のお肉をひき肉にしており中には腐りかけのお肉や羽なども入っている危険性の高いものです。

それ以外の市販のキャットフードには賞味期限を長引かせるための人口の酸化防止剤や保存料などを存分に配合しています。

こういった添加物の中には発がん性が確認されているものや、人間にとっては食べ物ではないと考えられるものを多く使っているので、与えることで猫の健康に良い影響を与えられるとは考えられません。

 

市販に売られているキャットフードとの違いは?

プレミアムフードは化学的な保存料や酸化防止剤がほとんど含まれておらず人間が食べられる程の質の高い原料を使用して作られた商品です。また栄養バランスにも優れており、日々の健康をしっかりとサポートしてくれます。

もちろん市販の一般的なキャットフードにも豊富な栄養が含まれています。しかし添加物の面をチェックしてみると、ほとんどのキャットフードに何かしらの化学的な添加物が含まれていることがわかると思います。

例えば、BHAやBHTなどの酸化防止剤は油脂の酸化を抑えて保存性を高めるために多くのキャットフードで使用されています。最近の研究では、これらの酸化防止剤には発がん性があることが指摘されています。

このような点を考えると大切な猫の食事には、品質の良いプレミアムフードを選ぶと安心でしょう。

参考論文:日本農芸化学会誌

プレミアムキャットフードの選び方

最近では、ネットショッピングの普及によって、昔に比べると比較的手軽に購入をする事ができるようになりました。

しかし、ネット上には様々なプレミアムキャットフードが販売されており、結局、どれを選んだら良いのか分からないといった方が多くいます。そんな時は、飼っているの年齢と体調を考慮して選んでみましょう。

成長期の子猫の場合は、高タンパクで高カロリーのものを選んであげる、シニア猫の場合は内臓に負担のかかりにくい消化吸収の良いキャットフードを選んであげると良いでしょう。

また、肥満体型の気になる猫ちゃんには、ダイエット効果のあるプレミアムキャットフードを選んであげると効率的に健康的な身体を目指せます。

プレミアムキャットフードの相場

プレミアムキャットフードは市販の物に比べると品質に拘っているので、値段が高いイメージを持たれがちです。しかし、実際に1ヶ月試してみてご飯代を比較してみるとわかります。

仮にプレミアムキャットフードを選んだとしても1ヶ月あたりのご飯代は3000円程度に抑える事ができます。吸収率が良く栄養価も高いプレミアムキャットフードは一回に与える餌の量は市販の物より少なくてすみます。

市販のキャットフードを選んだとしても大体2000〜3000円ほどは必要な為、さほど大差はありません。要するに少しだけ予算をプラスするだけで高品質で安全なプレミアムキャットフードを与える事ができるのです。

今後の猫の病気の事を考えると、長期的にみてもコスパの良い買い物だと言えるのではないでしょうか。市販の安価なキャットフードを購入して安物買いの銭失いにならないように注意しておきましょう。

まとめ

値段が高くて毎日のご飯代の事を考えると手が出しづらいといった印象の強かったプレミアムキャットフードですが実際のところは、1回の食事量が少ないので、市販に売られているキャットフードと対して価格に差はありません。

安全性や栄養素のバランス、原材料の質の高さから猫ちゃんの健康の事を考えるとプレミアムキャットフードを選ぶ方が良いと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

【管理人経歴】ヤマザキ動物看護大学/動物看護学科
▲卒業後地方の動物病院への勤務を経て出産を機に退職
▲猫を好きすぎるあまり当ブログ(ねこねこハウス)設立
▲猫に関する情報を発信中

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