愛猫にとって一番良い食事方法とは?最適な食事回数や与え方について解説!

猫ちゃんを健康的に育てるためには、バランスの取れたご飯を与える事が大切になってきます。

人間がご飯を食べているのをみて、物欲しそうに食べ物をせがんでくる事もありますが、人間と猫とでは、必要な栄養素や量も異なってきます。

では、猫にはどういったご飯の与え方をすればよいのでしょうか。

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目次

食事の量はどれくらいがベストなの?

猫の種類や個体、一日の運動量によって必要なエネルギーは異なります。一般的な成猫の場合、体重1kgに対して約64kcal程度のカロリーが必要と言われています。

完全室内飼いや運動量が比較的少ない猫ちゃんの場合は、体重1kgに対して約50kcal程度を目安にしましょう。

また、肥満気味の猫の場合は低カロリーのキャッチフードに切り替える等をして、摂取カロリーを抑える必要があります。

逆に、妊娠期の母猫や生後4週間程度の子猫の場合は、通常のカロリーの2~4倍のエネルギーが必要となってきますので、栄養価の高いご飯を与えましょう。

その猫の種類や現在の状況に合わせて、食事量を調整していきましょう。健康的な成猫に与えるご飯の量は以下の通りです。ぜひ参考にして見てください。

◉成猫に与える1日の食事量
猫ちゃんの体重必要摂取カロリー猫ちゃんの体重必要摂取カロリー
1kg50~75kcal6kg170~250kcal
2kg80~120kcal7kg190~280kcal
3kg110~160kcal8kg210~300kcal
4kg130~190kcal9kg230~330kcal
5kg150~220kcal10kg240~350kcal

これくらいのお水は飲んでおこう!

食事と同じくらい猫にとって水分補給は重要です。一日に必要とされている水分量は、体重1kgあたり50ml程度が最適だと言われています。

病気になってしまった時や授乳期、気温が高い季節に関しては、より多くの水分量が必要です。

ただ、猫に与えているドライフードには水分は殆ど含まれていません。飼い主さんは猫が新鮮なお水を、何時でも飲めるようにしておく必要があります。

しかし、沢山の水を一定期間の間放置をしておくと、フードのかけらや唾液が混入してしまうので、雑菌が繁殖してしまいます。なので、こまめに容器の洗浄と水の入れ替えを意識しておきましょう。

猫が高齢になってくると水分を欲する欲求が低下してきます。なので、高齢猫になってから、水分をあまり取らなくなってきたと感じる場合は、水分量の多いフードを与えるなどの対策を取りましょう。

食事の回数はどれくらいがベスト?

猫は一度の食事で沢山食べることはあまりしない動物です。

基本的には、ある餌を複数回に分けて小腹を満たしていく動物です。なので、成猫の場合は、朝と晩の2回に分けて与えると良いでしょう。

一日一食にした場合は、空腹で過ごす時間が多いため、ご飯の時間に急いで食べてしまい、食後に吐くことがあります。

また、食事を2回に分けた場合も、朝と晩の食事の間隔が空きすぎてしまうと、脂肪をため込みやすい原因になりかねませんので注意しておきましょう。

子猫の場合は、消化器官がまだ発達を仕切れていないので、1度に食べられる量がとても少ないです。なので、1日に与える食事量は増やすとよいでしょう。

子猫から成猫へと成長をするにつれて必要なエネルギー量が増えるので、猫の様子を観察士ながら量や回数を調節していきましょう。

猫ちゃんのライフステージ別の食事方法

猫のライフステージによって食事の与え方は変化していきます。「授乳期・妊娠期」「離乳期・成長期」「成猫期」「高齢期」の4つの段階に分かれます。一つづつ解説をしていきます。

授乳期・妊娠期

生まれたばかりの子猫は、通常のエネルギーの2~4倍の必要と言われています。妊娠期の母猫の場合は、胎児の成長によって胃が圧迫されるので、一回の食事量が減ってきます。

健康に子猫を産んでもらう為に、少量でも栄養価の高い食事を与えるようにしておきましょう。

離乳期・成長期(子猫~12か月) 

猫の中で一番成長が著しいのが離乳期と成長期です。未発達の身体が成猫へと成長しようとするため、通常の猫よりも2~3倍のエネルギーが必要になってきます。

生後20日~60日の間は、幼猫用のキャットフードを与えるようにしましょう。

成長期(1~6歳頃まで)

成猫期は、猫が生きている中で一番長い期間といわれています。

この期間はしっかりとしたバランスのとれた食事を子ことがける必要があります。猫によって個体差はありますが、その猫に見合った食事を与えていきましょう。

高齢期(7歳頃~)

高齢期の猫は、運動量が減り基礎代謝が低下していきます。

それに伴って必要なエネルギーが減っていきますので、猫の様子を見ながら消化のよい食べやすいご飯を与えて、健康維持を目指しましょう。

高齢期の猫は食欲が減少気味になりますがその場合は、栄養価やカロリーの高いご飯を与えるのも良いです。

高齢期になっても少しづつ食べてくれるご飯があるのであれば、食事の回数を増やすなどをして対策をとりましょう。

実は重要な食事の切り替え方法!

猫へ与えるキャットフードの量や種類をいきなり変えてしまうと、嘔吐などの原因になってしまい、猫ちゃんの身体に負担がかかります。

猫ちゃんのキャットフードの量を切り替える際は、一度に全て変えてしまっては、猫ちゃんに負担がかかってしまいます。

普段食べているキャットフードに、新しいキャットフードを混ぜて、1週間~2週間かけて、じっくりと切り替えていくようにしましょう。

新しいキャットフードを与えている際に、猫ちゃんの体質に合っていないような場合は、直ぐに与えるのを中断しましょう。

また、ケガや病気をしてしまった猫ちゃんは、療養食が必要になることがあります。病気やケガなどの場合は、獣医師の判断に従って、適切なキャットフードを与えてください。

まとめ

猫の個体差や種類によっては与える食事の量は変動します。適切な食事量与える事で、猫が健康で元気に過ごしてくれます。

逆に、あまりに適当な分量を与えてしまうと、猫の体調も悪くなってしまう可能性もありますので、注意しておきましょう。

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この記事を書いた人

【管理人経歴】ヤマザキ動物看護大学/動物看護学科
▲卒業後地方の動物病院への勤務を経て出産を機に退職
▲猫を好きすぎるあまり当ブログ(ねこねこハウス)設立
▲猫に関する情報を発信中

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