ペットとして猫はとても人気があり、飼っている方が比較的多い動物です。猫用のグッズやペットフードなども昔に比べてとても種類が豊富になりました。
現在の猫は健康状態や環境も良くなったので、寿命も平均的に長くなってきています。猫も人間と同じで、高齢になってくると「認知症」を発症する場合があります。
「これからもこの子と一緒に楽しく暮らしていきたい!」と思っていても長く生きる分だけ認知症になる可能性というのも上がってきます。
今回は以下のようにまとめています。
①猫が認知症になった時にとる行動
猫の認知症は人間と同じように、高齢化することで発症しやすくなります。近年、猫の餌の質も良くなり、環境もよくなったので、家猫の寿命が昔に比べて平均的に長くなりました。
現在では、猫の認知症とは脳の経年劣化と考えられています。 判断する基準としてはどんなことでしょうか。猫の認知症の行動的な特徴として次のようなものがあります。
猫が認知症が発症してしまうと今までとは違った行動をとるようになります。歳のせいかなと思ってしまいがちですが、自己判断でそのまま放置してしまうのは良くありません。
認知症を発症する年齢としては、18歳くらいからが一番多いと言われています。猫の平均年齢は16歳位ですので、大半の猫は認知症が発症する前に別に病気を発症して亡くなってしまう場合が多いです。
猫の場合は、15歳程度で認知症を発症するのはとてもわずかです。 今までにない行動が出てきても、別の病気の可能性がありますので、いつもと行動が違ってきたなと思ったら、動物病院で診断してもらいましょう。
②猫の認知症を予防する方法
一般的に猫が認知症を発症してしまうと、薬で多少の改善する可能性はあっても完治することはありません。
家族と同じように毎日一緒に暮らしている猫には元気に、できるだけ長く健康に生きてほしいと飼い主なら誰もが願っています。
脳に刺激を与えて毎日、飼い主とコミュニケーションを取ることが大切です。
食事的な予防方法としては
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・EPA(エイコサペンタエン酸)
が配合されたキャットフードを与えるとよいとされています。どちらも青魚に含まれている成分です。人間と同じく栄養バランスの取れた食事を取り入れることで様々な病気を予防する事ができます。
③猫が認知症になった時の介護方法
猫が認知症になる年齢はかなりの高齢です。若いころに普通にできていたことも飼い主さんがサポートしなければできないことが増えてきます。これは認知症になっていなくても高齢になれば同じことです。
猫の体のケア
若いころは自分で毛づくろいをしてきれいな毛並みを保っていた猫も、認知症になると自分では ちゃんとできなくなってきます。猫用のブラシを使って優しくブラッシングしてあげましょう。いやがるようなら決して無理をしないよ うにしましょう。
猫のトイレ
あまり遠くにトイレがあると、間に合わなくなってしまい、粗相をしてしまう可能性があります。元気なころとは違って、軽快にに行動することは困難になります。
対策としてトイレを数か所に設置したり、すぐ行ける場所にトイレを置いてみるなど、猫がトイレに行きやすい環境を整えましょう。
排泄自体が困難になってしまった場合は、ペット用のおむつを使用するのもよいでしょう。
猫の食事
高齢になると歯が弱り、若いころ食べていたドライフードを食べることが難しくなってきます。現在では年齢、状態に合わせたキャットフードが豊富に販売されています。年齢に合わせた、食べやすく、栄養バランスの良いものを与えましょう。
認知症になってくると、運動量も少なくなってきますので、肥満予防のためにも与えすぎないようにご飯の量には注意をしておきましょう。
まとめ
猫も人と同じように高齢になると認知症になる場合があります。猫が高齢になってきて今までと違う行動を取るようになってきたら認知症のサインかもしれません。場合によっては認知症ではなく他の病気の可能性も考えられるのでまずは、獣医師に相談をするようにしましょう。
認知症を予防する対策として新しいおもちゃで遊ばせるなどをして脳に刺激を与えることがオススメです。猫が高齢になってくると身体も衰えてくるので飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。
日頃に猫の行動をしっかりと観察して変化があれば適宜対応できるようにしておきましょう。
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