珪藻土マットといえば私達の生活に浸透しており、バスマットなどにもよく使用されています。
実は、珪藻土マットは猫にも好まれているのをご存じでしょうか。
今回は、猫が珪藻土マットを好む理由と安全性についてご紹介していきます。
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なんで猫は珪藻土マットが好きなのか
そもそも珪藻土マットは、食物プランクトンの死骸である珪藻が水の底で沈殿して、化石となり、その化石からなる岩石を珪藻土というのです。
実際に珪藻土を使った方はご存じかもしれませんが、水を素早く吸収してくれて、即乾燥してくれるのが特徴です。
その速乾性からバスマット以外にも、コースターなどにも使用されています。
そんな珪藻土マットを猫が好むのには以下3つの理由があげられます。
- 季節関係なく猫にとって居心地がいい
- 猫にとって心地がいい材質
- 飼い主の匂いがする
一つづつご紹介していきます。
季節関係なく猫にとって居心地がいい
珪藻土マットは速乾性もあり、湿度を調整できる効果があります。
なので、暑い夏は、ひんやりと冷たく、冬場は猫の体温で暖まることができるのです。
人間と比べて猫の体温は高く、夏場になるとなるべく涼しい場所に行きたがる傾向があります。
逆に、寒い時期は、風邪を引いたり、体調を崩す可能性もあるため、冬場は自分の体温で暖まることができる珪藻土マットに好んで入りびたる理由といえるでしょう。
猫にとって心地が良い材質
猫のトイレの砂と同じ材質で出来ている珪藻土マットは猫にとって非常に好ましい質感であります。
もともとザラザラとした質感を好む猫が多く、自分をグルーミングした時の自分の下のザラザラ感と似ているのが好む理由として考えられています。
飼い主の匂いがする
バスマットでよく用いられる珪藻土マットは、お風呂場で飼い主さんが使用するので、匂いが染みついていると考えられます。
飼い主さんの匂いと水気を吸収している珪藻土マットは、猫にとって心地が良いにおいがするのかもしれません。
珪藻土マットは猫にとって危険なの?
猫が珪藻土マットを好むのにもさまざまな理由が関係しています。では、猫にとって珪藻土マットは安全なのでしょうか。
猫を舐めても問題ない?
珪藻土マットの主成分は、ガラスなどにも使われている二酸化ケイ素です。二酸化ケイ素は、猫の身体では消化吸収することは出来ず、毒性もないので、中毒症状の心配はありません。
しかし、食用ではないので、極力かじったり舐めたりすることはさせないようにしておきましょう。
特に、猫砂同様のザラザラとした質感を好む猫ちゃんには要注意です。
ほとんどが割れにくい設計
バスマットやコースターで多く使用されている珪藻土マットは、スベリ止めがついていたり、タイルで敷き詰められているモノもあり、割れる危険が少ないといえます。
しかし、誤って床に落ちたり、壁に立てかけていたものが倒れたりすると割れる可能性もあります。
珪藻土マットの置き場所はどこが良い?
珪藻土マットは一般的にバスマットで多く用いられます。猫によっては、わざわざお風呂場まで移動する猫も存在します。
では、珪藻土マットはどこにおけば、猫にとって一番良いのでしょうか。
水飲み場の下に敷く
猫を飼われている方の中には、水飲み場の下に珪藻土マットを敷かれている方も多いのではないでしょうか。
猫が水を飲むときはぺろぺろと飲むので、付近に水が飛び散ることが多々あります。
そのまま飛び散った水を放置しておくと、カビの原因にもなりますので、珪藻土マットを敷くのも一つの対策といえるでしょう。
また、猫が遊んでいる最中に、誤って水飲み場を荒らしてしまったとしても、珪藻土マットが直ぐに吸収してくれます。
珪藻土マットを下に敷いておくことによって、水飲み場を綺麗な状態に保つことも出来て、綺麗好きの猫にとっても良心的といえるでしょう。
リラックスできる場所に設置する
珪藻土マットは、湿度を調整できる効果があるので、夏場はひんやり、冬場は暖かく猫にとっては嬉しいモノです。
飼い猫が珪藻土マットを気に入っているのであれば、猫のリラックスできる場所においてあげるのもいいかもしれませんね。
珪藻土マットを設置する場合は、立て掛けたりせずに寝かせた状態で置いておくようにしましょう。
立て掛けると、仮に倒れた衝撃で割れてしまうと、猫は怪我をしてしまう可能性もありますので、注意しておきましょう。
まとめ
個体差はありますが、猫砂のようなザラザラとした質感、夏場はひんやり、冬場は暖かい珪藻土マットは、猫にとってリラックスできるアイテムだといえます。
実際に、珪藻土マットを設置する場合は、飼い猫がリラックスできる場所や、水飲み場においてあげるとよいといえるでしょう。
設計上、壊れにくい珪藻土マットですが、誤って割れてしまうこともあります。そういった場面で猫が怪我をしないように、立て掛けたり、高い場所には設置しないようにしておきましょう。
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